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全日本大学野球選手権雑感【決勝編】

第60回全日本大学野球選手権は東洋大学が連覇を達成し、幕を閉じました。

決勝戦は藤岡(東洋大)と福谷(慶応)の両先発が持ち味を発揮し、投手戦となりました。特に藤岡は凄かった。ストレートは常時140キロ中盤を出してたが、それよりも伸びとコントロールは圧巻でした。改めて「良いピッチャーだなぁ」と思いましたよ。慶応の主砲、伊藤隼太との勝負は特に気合が入ってたように見えた。一打席目なんて伊藤に何もさせなかった。今大会、伊藤の調子が良くなかったけど、仮に調子が良くても打てそうにないくらい、藤岡は素晴らしかった。

決勝戦で他に良かったのは、慶応の山崎錬内野手。勝負強いとは聞いていたけど、実際に凄い集中力と雰囲気を感じました。伊藤の後継者は彼で間違いない。先発の福谷も悪くなかった。何より態度が素晴らしい。これぞ学生野球といった感じ。伊藤も終了後に藤岡に「(足は)大丈夫か?」みたいな声をかけていた。この辺が良いところ。ボールに当りにいって痛がる小芝居をしたりしてはダメだと思う。

最後はあっけない幕切れだったけど、総じて良い試合でした。東洋大学おめでとう。

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最高殊勲選手賞:藤岡貴裕(東洋大)
最優秀投手賞:藤岡貴裕(東洋大)
首位打者賞:佐藤大道(九州共立大)
敢闘賞:福谷浩司(慶応義塾大)
特別賞:東京国際大学硬式野球部